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肉食半減で8億の飢餓を終わらそう
より
自然とつながる食生活と暮らしを営むとき、私たちの健康の面からも地球環境の健全な循環の面からも過剰な肉食が多くの問題を引き起こしていることが各方面から指摘されています。
健康へのダメージ
酸性食品が体にあわないことによる習慣病など人間へのダメージ
飢餓問題
肉食1人分に10人分の穀物と10人分の水を必要としており 肉食半減により2億トンのとうもろこし等穀類の節約
食物汚染
抗生物質やホルモン剤の害、環境汚染物質が畜産に濃縮蓄積
環境破壊
放牧地拡大のため途上国の森林伐採、餌運送のためのCO2排出
詳しくはサイトをご覧ください。
http://www3.cypress.ne.jp/oneness/kiganoowarie.html
肉食半減で8億の飢えた人々を救おう 甲田光雄先生
http://www.nsi.or.jp/page005.html
以下
長生きしたければ朝食は抜きなさい
医学ジャーナリスト 東 茂由 著
医学博士 甲田光雄 監修
より
さらに甲田博士は、こうつづけます。
「食べるということは、動物や植物の命をいただくということなのです。そういう意識をもって食べている人が、いまの日本に、どれくらいおられるでしょうか。大半の人が、全く意識をしていないでしょう。そういう人たちにたいして、わたしは『食べられるものの身になってください』と、いつも問いかけます」
とくに動物にたいしては、その心情を強くもたなければならない、と語気を強めます。甲田博士は肉食を否定していますが、それは肉の食べすぎが体によくないということのほかに、殺生がよくないという理由からです。たとえば、異常蛋白のプリオンが体内から発見され、処分されることが決まった牛たちは、連れていかれる日の朝、牛舎のなかでいっせいに大声で泣きだすといいます。
ペットブームで犬や猫を家族同様にかわいがる人はすくなくありませんが、そういう人が肉を平気で食べたりします。それが人間というものでしょうが、いかにも残酷ではありませんか。
甲田博士は一般の人にたいして「肉をいっさい食べてはいけない」とはいっていません。
「食べる量を以前よりも減らせば、それだけで健康に役立ちます。そして、殺生のむごさにすこしでも思いを馳せていただきたいのです。」
甲田博士が絶唱している少食は、愛と慈悲の食生活です。
「釈迦もキリストも説かれたのは愛と慈悲で。これが食生活で相当するのは少食です。動植物の命をいただくということに、愛と慈悲をもつことがひつようなのです。できるだけ、生き物を殺生しないですむ菜食、少食は愛と慈悲の食生活なのです。」
甲田博士は狂牛病騒動をきっかけに、「肉食半減のキャンペーン」を世界の各地で実行することを提案し、すでに講演活動をつづけています。動物の肉をいっさいとらないようにといっても無理ですから、せめて半分にしようではないか、と提唱をしています。
いま、世界で生産されるトウモロコシの量は年間6億トンで、そのうち4億トンが牛などのエサにつかわれています。もし、肉食半減のキャンペーンが成功すれば、4億トンの半分、つまり2億トンのトウモロコシが節約できることになります。
現在、世界の人口のうち、8億人が飢餓にあります。この人たちに一人一日あたり平均600グラムのトウモロコシを配給したとすると、1年間(400日換算)で約240キログラムで、240キログラム×8億人は1億9200万トンが必要ですから、2億トンあれば余りがある、というのがその主張の概要です。肉食を半減することが、将来の食糧問題解決策にもなります。
また、牛が呼吸で排出するメタンガスも地球の大気温度を上昇させる元凶になっていますが、牛の数を減らせば二酸化炭素も減り、環境問題の改善にも役立つと、甲田博士は訴えています。
以上
長生きしたければ朝食は抜きなさい
医学ジャーナリスト 東 茂由 著
医学博士 甲田光雄 監修
より
肉食.com 飢餓と肉食
- 2007.07.23 Monday
- 飢餓と肉食
- 00:16
- -
- trackbacks(400)
- by ecologist
出典 肉食.com http://www.nikusyoku.com/kiga/
世界の食糧難の現状
http://www.nikusyoku.com/kiga/fact/01.html
○飢餓人口
この地球上で、食糧が足りず飢餓状態にある人口は、8億5千万人です。現在の世界人口は65億人(2006年2月25日時点:アメリカ合衆国統計局)ですから、実に、7.6人に一人が餓えているのです。
日本では実感しにくいこの現状ですが、例えば小学校の一クラス20人に置き換えれば、20人のうち2〜3人は飢え死にしそうな状態と言うわけです。
爆発的な人口増加によって、人口は50年前の25億人から、現在は65億人まで増加しました。1年に6千万人が死亡し、1億4千万人が産まれています。そして国連の予測によれば、2050年には91億人に増加する(中位予測)と予測されています。
水や土地などの地球の資源には限りがあるため、人口の増加予測が低くなるのか高くなるのかはさまざまな意見があります。また、社会が発展するにつれ、人口増加率は下がる傾向もあります。
けれども、現在の日本やイタリアのように飽食で教育もいきわたっていることで少子化傾向に向かうのではなく、食糧が足りなかったり教育がいきわたっていないにもかかわらず、人口増加率が下がりつつある国もあります。その悲劇的な理由は、HIV感染や食糧不足による死亡率の増加による減少なのです。
飢餓人口 補足
飢餓とは?
慢性的な飢餓はなかなか大きく取り上げられることはない。しかし、8億5千万人が飢えと病気に苦しんでいる。
現在、貧困がもっとも多い地域はサブサハラ・アフリカである。
1980年代はじめは、中国の貧困問題が深刻で、中国の貧困人口は6億4800万人であったが、現在は大幅に改善しておよそ2億人にまで減少した。
(とはいえ、中国では国内の穀物生産が人口に追いつかなくなっており、2004年には初めて穀物を輸入国に転じた。このことから考えると、ここまで減少した貧困人口は、逆に今後増加する可能性がある。)
飢餓状態とは、ヨウ素欠乏症などの状態に陥った状態。
○飢餓の要因
飢餓とは「食糧不足」によるものだけではありません。
では、原因はなにか。
原因は食糧の配分の不公平によるところが大きいのです。食料の絶対的不足が原因ではなく、原因は人間であったり、社会システムであったり、不平等な文化にあるのです。
飢餓状態にある子供の80%は、余剰食糧を生産している国の子供たちだそうだ。輸出用(つまり日本などの先進食糧輸入国)の食糧(たとえば牛などの家畜)を生産している隣で、飢えでものを食べることがままならないという状態で過ごさなくてはならない子供たちが大勢います。
つまり、食糧支援を行うだけでは、根本的な解決には全く繋がらないのです。
○犠牲になる人々
このような社会システムのひずみの犠牲者は、女性に偏っています。
インドでは、栄養不良の女児は、男児の4倍にもなります。また、発展途上国では25%の男性が貧血症にかかっているが、女性は45%にものぼります。
これは、文化的に男女差別が横行している結果と言えます。日本では男性のほうが労働時間が多いケースが多いのですが、多くの発展途上国では、女性の方が男性より労働時間が圧倒的に多いのです。女性が農作業・家庭の仕事をこなし、その上男性が先に食糧を手にするという文化である場合が多いのです。さらには女性は土地を所有する権利がなく、また学校にも行けず、識字率が下がります。
女性をターゲットに援助を行うことで、その子供の栄養状態も向上し、女児が就学できる機会も増加します。
女性を援助するメリットについて補足
貧困をなくすためには、女性をターゲットに支援を行う必要がある。
1970年から1995年までの栄養不良改善が実現した要因は、女性を教育と地位の向上によるものが半分以上であるとされる。
例えば、収入を女性の手に渡せば、その大部分が家族のため(おもに食糧)に使われるが、男性に渡すと(残念なことに)その一部はタバコや酒といった嗜好品に使われることが往々にある。
女性の貧困問題と教育を特に改善することで得られるメリットは、子供の栄養改善・健康・人口増加の抑制である。
(教育を受けた女性は、多く子供を産むのではなく少ない子供でその子供に十分な教育を受けさせたいと望むという。一方で教育を受けられなかった女性は、働き手となる子供を多く生むことが使命であると考える傾向がある。)
○食糧は増えるのか
今後、穀物生産量の増加は難しいといわれています。理由は、農地の4割が既に劣化しており、また画期的な食糧増産の研究開発もなかなか見られないからです。
さらに、穀物作付面積は一時7億3200万haまで増大したものの、2000年には6億5600万haに減少しました。それでも世界人口は毎年7600万人(2004年)(1億3300万人が誕生、5700万人が死亡)増加しています。その結果、ここ数年で世界の穀物在庫日数(約65日)が大きく減少し始めています。
穀物生産量は1950年から2000年までに約3倍に伸びました。全体の生産量が3倍にもなっているにもかかわらず、一人当たりの食料生産量は、なんと穀物は11%減少、食肉は15%減少となっています。
この食糧不足に拍車をかけるのが、食肉消費(生産)量の著しい増加です。食肉の消費量は過去50年で2400万トンから6500万トンと約3倍になっています。食肉消費は、穀物の間接消費(人に供給されるべき穀物が牛や豚や鶏などの動物に供給され、その動物を人が食べる)であり、非効率的です。
アメリカの平均的食生活を基準にすると、この地球は26億人分の食糧しかまかなうことができないといわれています。アメリカ人の穀物消費量の平均は年間800キログラムで、その5分の4以上が間接消費(穀物を一度動物に食べさせ、その動物を食べるという消費方法)です。一方、貧困層の人々の穀物消費量は年間200キログラムに満たないのです。
肉生産に必要な穀物
http://www.nikusyoku.com/kiga/fact/02.html
○工場形畜産 食糧難に拍車をかける
世界銀行は、途上国で急増する工場形畜産にブレーキをかけました。過去に世界銀行はこの途上国での大規模畜産プロジェクトに多額の出資をしていたが、「貧しい人々が締め出され、環境が破壊され、世界の食品の安全性と安心さが脅かされる危険がある」と方向転換を図ったのです。
○肉食は世界人口を養えない
食物連鎖のピラミッドを思い出してください。上位にいけばいくほど、反比例してその生物の数は少なくなります。
食物連鎖の下位に位置する植物を食べる草食動物の群と、その草食動物を食べる肉食動物の姿をテレビなどの映像で見たことが有る人は多いと思います。その草食動物と肉食動物の数の割合を思い出してください。草食動物が圧倒的に多いのです。
つまり、人間も食物連鎖の下位に位置するものを食べることによって、より多くの人を養うことができるのです。
逆に言えば、動物の肉を食べると言うことは、人間の数を減らさなくてはならないと言うことなのです。人間の数を減らすのは容易なことではありません。現状、人口は一日約20万人づつ増えているのですから・・・。
生活水準が上ってくる段階で、人々は動物の肉を食べることを望むようになります。しかし、65億の人々が日本やアメリカのような量の肉を食べ始めたらいったいどうなるのでしょうか。
肉食は非常に非効率的な(人の食料を減らしてしまう)食糧消費なのです。
○豚の肉
準備中
○牛の肉
牛は10キロカロリー分のとうもろこしをたべて、1キロカロリーを作り出します。単純計算でいくと、牛肉1キロを作るために、10キロの穀物を必要とします。牛肉で養える人数を一人とすると、穀物で養える人数は10人。
(個体差、温度差によってもっと少ないことも多いこともある。牛肉1キロに10〜30kgの穀物が消費されている)
南米の貧困地域では、飼料用穀物が多く生産されているが、この穀物は農場の近辺に住む人々の手には入らず、遠い日本やヨーロッパの動物の餌になる。日本は多くの飼料用穀物をアメリカから輸入していますが、一部南米などからも輸入している。
日本が26万トンのとうもろこしを輸入質得るアルゼンチンでは、1000万人が飢餓にあえいでいる。
ドキュメンタリー映画「ナイルバーチ」
このような貧困問題、ドキュメンタリー映画「ナイルバーチ」で似たような仕組みが取り上げられている。この映画の主題は 魚 であるが、肉でも同じ社会問題が世界の各地で起こっている。
あなたが消費している肉は、世界の貧困問題に直接繋がっている。
○にわとり(鶏)の肉
準備中
肉生産に必要な水
http://www.nikusyoku.com/kiga/fact/03.html
○絶対必要な水 今まさに危機を迎えています
「20世紀は領土紛争の時代、21世紀は水紛争の時代になるだろう」 セラゲルディン前世界銀行副総裁
水は全ての生物の営みに必ず必要な要素だ。その水の争奪戦が始まろうとしている。いや、既に始まっている。
まず、私たち人間は水をどれくらい使っているのかというと、実に世界の水資源の50%を使っている。その残りの50%を他の動植物が分け合って使用していると言うわけだ。これ以上人間が占有することは、当然他の動植物の生命を奪う行為だ。
そして人間同士でも水の争奪が始まろうとしている。
歴史や地理で世界の大河として学習した覚えがあるであろう、中国大陸を流れる大河 長江。この長江の水が干上がりつつある。
○水を使いすぎる畜産業
食べ物の生産で欠かせないのが水です。
穀物1トンを生産するのに必要な水は1000トンであり、一日分の食糧を生産するために必要な水の量はおよそ2000リットルです。世界の利用可能な水の70%が灌漑用水として使用されており、水不足は食糧生産に大きな影響を与えます。
中国の小麦生産量が減少し中国が穀物輸出国から輸入国に変わった原因は地下水位が低下し灌漑用井戸が干上がったためです。
さらに中国文明の発祥の地である黄河でしばしば断流が発生しています。
そのほかの国でも灌漑用水の減少が見られ、ガンジス川やインダス川やナイル川などでも断流が頻発しています。
穀物1キロの生産に必要な水が1トン、牛肉1キロを得るために必要な水は2000リットです。
東京大学生産技術研究所の沖大幹助教授によると、牛丼一杯をつくるために使われた水は1890リットルになるといいます。
肉生産に必要なエネルギー
http://www.nikusyoku.com/kiga/fact/04.html
○エコと真逆の肉食 そのエネルギー消費量
○燃料を使いすぎる畜産業
準備中
飢餓と肉食に関するDATA
http://www.nikusyoku.com/kiga/fact/05.html
準備中
以上
出典 肉食.com http://www.nikusyoku.com/kiga/
更新されている可能性がありますので http://www.nikusyoku.com/kiga/ を直接 訪問してみてください。
少食の実行で世界は救われる
あなたの少食が世界を救う
世界の食糧難の現状
http://www.nikusyoku.com/kiga/fact/01.html
○飢餓人口
この地球上で、食糧が足りず飢餓状態にある人口は、8億5千万人です。現在の世界人口は65億人(2006年2月25日時点:アメリカ合衆国統計局)ですから、実に、7.6人に一人が餓えているのです。
日本では実感しにくいこの現状ですが、例えば小学校の一クラス20人に置き換えれば、20人のうち2〜3人は飢え死にしそうな状態と言うわけです。
爆発的な人口増加によって、人口は50年前の25億人から、現在は65億人まで増加しました。1年に6千万人が死亡し、1億4千万人が産まれています。そして国連の予測によれば、2050年には91億人に増加する(中位予測)と予測されています。
水や土地などの地球の資源には限りがあるため、人口の増加予測が低くなるのか高くなるのかはさまざまな意見があります。また、社会が発展するにつれ、人口増加率は下がる傾向もあります。
けれども、現在の日本やイタリアのように飽食で教育もいきわたっていることで少子化傾向に向かうのではなく、食糧が足りなかったり教育がいきわたっていないにもかかわらず、人口増加率が下がりつつある国もあります。その悲劇的な理由は、HIV感染や食糧不足による死亡率の増加による減少なのです。
飢餓人口 補足
飢餓とは?
慢性的な飢餓はなかなか大きく取り上げられることはない。しかし、8億5千万人が飢えと病気に苦しんでいる。
現在、貧困がもっとも多い地域はサブサハラ・アフリカである。
1980年代はじめは、中国の貧困問題が深刻で、中国の貧困人口は6億4800万人であったが、現在は大幅に改善しておよそ2億人にまで減少した。
(とはいえ、中国では国内の穀物生産が人口に追いつかなくなっており、2004年には初めて穀物を輸入国に転じた。このことから考えると、ここまで減少した貧困人口は、逆に今後増加する可能性がある。)
飢餓状態とは、ヨウ素欠乏症などの状態に陥った状態。
○飢餓の要因
飢餓とは「食糧不足」によるものだけではありません。
では、原因はなにか。
原因は食糧の配分の不公平によるところが大きいのです。食料の絶対的不足が原因ではなく、原因は人間であったり、社会システムであったり、不平等な文化にあるのです。
飢餓状態にある子供の80%は、余剰食糧を生産している国の子供たちだそうだ。輸出用(つまり日本などの先進食糧輸入国)の食糧(たとえば牛などの家畜)を生産している隣で、飢えでものを食べることがままならないという状態で過ごさなくてはならない子供たちが大勢います。
つまり、食糧支援を行うだけでは、根本的な解決には全く繋がらないのです。
○犠牲になる人々
このような社会システムのひずみの犠牲者は、女性に偏っています。
インドでは、栄養不良の女児は、男児の4倍にもなります。また、発展途上国では25%の男性が貧血症にかかっているが、女性は45%にものぼります。
これは、文化的に男女差別が横行している結果と言えます。日本では男性のほうが労働時間が多いケースが多いのですが、多くの発展途上国では、女性の方が男性より労働時間が圧倒的に多いのです。女性が農作業・家庭の仕事をこなし、その上男性が先に食糧を手にするという文化である場合が多いのです。さらには女性は土地を所有する権利がなく、また学校にも行けず、識字率が下がります。
女性をターゲットに援助を行うことで、その子供の栄養状態も向上し、女児が就学できる機会も増加します。
女性を援助するメリットについて補足
貧困をなくすためには、女性をターゲットに支援を行う必要がある。
1970年から1995年までの栄養不良改善が実現した要因は、女性を教育と地位の向上によるものが半分以上であるとされる。
例えば、収入を女性の手に渡せば、その大部分が家族のため(おもに食糧)に使われるが、男性に渡すと(残念なことに)その一部はタバコや酒といった嗜好品に使われることが往々にある。
女性の貧困問題と教育を特に改善することで得られるメリットは、子供の栄養改善・健康・人口増加の抑制である。
(教育を受けた女性は、多く子供を産むのではなく少ない子供でその子供に十分な教育を受けさせたいと望むという。一方で教育を受けられなかった女性は、働き手となる子供を多く生むことが使命であると考える傾向がある。)
○食糧は増えるのか
今後、穀物生産量の増加は難しいといわれています。理由は、農地の4割が既に劣化しており、また画期的な食糧増産の研究開発もなかなか見られないからです。
さらに、穀物作付面積は一時7億3200万haまで増大したものの、2000年には6億5600万haに減少しました。それでも世界人口は毎年7600万人(2004年)(1億3300万人が誕生、5700万人が死亡)増加しています。その結果、ここ数年で世界の穀物在庫日数(約65日)が大きく減少し始めています。
穀物生産量は1950年から2000年までに約3倍に伸びました。全体の生産量が3倍にもなっているにもかかわらず、一人当たりの食料生産量は、なんと穀物は11%減少、食肉は15%減少となっています。
この食糧不足に拍車をかけるのが、食肉消費(生産)量の著しい増加です。食肉の消費量は過去50年で2400万トンから6500万トンと約3倍になっています。食肉消費は、穀物の間接消費(人に供給されるべき穀物が牛や豚や鶏などの動物に供給され、その動物を人が食べる)であり、非効率的です。
アメリカの平均的食生活を基準にすると、この地球は26億人分の食糧しかまかなうことができないといわれています。アメリカ人の穀物消費量の平均は年間800キログラムで、その5分の4以上が間接消費(穀物を一度動物に食べさせ、その動物を食べるという消費方法)です。一方、貧困層の人々の穀物消費量は年間200キログラムに満たないのです。
肉生産に必要な穀物
http://www.nikusyoku.com/kiga/fact/02.html
○工場形畜産 食糧難に拍車をかける
世界銀行は、途上国で急増する工場形畜産にブレーキをかけました。過去に世界銀行はこの途上国での大規模畜産プロジェクトに多額の出資をしていたが、「貧しい人々が締め出され、環境が破壊され、世界の食品の安全性と安心さが脅かされる危険がある」と方向転換を図ったのです。
○肉食は世界人口を養えない
食物連鎖のピラミッドを思い出してください。上位にいけばいくほど、反比例してその生物の数は少なくなります。
食物連鎖の下位に位置する植物を食べる草食動物の群と、その草食動物を食べる肉食動物の姿をテレビなどの映像で見たことが有る人は多いと思います。その草食動物と肉食動物の数の割合を思い出してください。草食動物が圧倒的に多いのです。
つまり、人間も食物連鎖の下位に位置するものを食べることによって、より多くの人を養うことができるのです。
逆に言えば、動物の肉を食べると言うことは、人間の数を減らさなくてはならないと言うことなのです。人間の数を減らすのは容易なことではありません。現状、人口は一日約20万人づつ増えているのですから・・・。
生活水準が上ってくる段階で、人々は動物の肉を食べることを望むようになります。しかし、65億の人々が日本やアメリカのような量の肉を食べ始めたらいったいどうなるのでしょうか。
肉食は非常に非効率的な(人の食料を減らしてしまう)食糧消費なのです。
○豚の肉
準備中
○牛の肉
牛は10キロカロリー分のとうもろこしをたべて、1キロカロリーを作り出します。単純計算でいくと、牛肉1キロを作るために、10キロの穀物を必要とします。牛肉で養える人数を一人とすると、穀物で養える人数は10人。
(個体差、温度差によってもっと少ないことも多いこともある。牛肉1キロに10〜30kgの穀物が消費されている)
南米の貧困地域では、飼料用穀物が多く生産されているが、この穀物は農場の近辺に住む人々の手には入らず、遠い日本やヨーロッパの動物の餌になる。日本は多くの飼料用穀物をアメリカから輸入していますが、一部南米などからも輸入している。
日本が26万トンのとうもろこしを輸入質得るアルゼンチンでは、1000万人が飢餓にあえいでいる。
ドキュメンタリー映画「ナイルバーチ」
このような貧困問題、ドキュメンタリー映画「ナイルバーチ」で似たような仕組みが取り上げられている。この映画の主題は 魚 であるが、肉でも同じ社会問題が世界の各地で起こっている。
あなたが消費している肉は、世界の貧困問題に直接繋がっている。
○にわとり(鶏)の肉
準備中
肉生産に必要な水
http://www.nikusyoku.com/kiga/fact/03.html
○絶対必要な水 今まさに危機を迎えています
「20世紀は領土紛争の時代、21世紀は水紛争の時代になるだろう」 セラゲルディン前世界銀行副総裁
水は全ての生物の営みに必ず必要な要素だ。その水の争奪戦が始まろうとしている。いや、既に始まっている。
まず、私たち人間は水をどれくらい使っているのかというと、実に世界の水資源の50%を使っている。その残りの50%を他の動植物が分け合って使用していると言うわけだ。これ以上人間が占有することは、当然他の動植物の生命を奪う行為だ。
そして人間同士でも水の争奪が始まろうとしている。
歴史や地理で世界の大河として学習した覚えがあるであろう、中国大陸を流れる大河 長江。この長江の水が干上がりつつある。
○水を使いすぎる畜産業
食べ物の生産で欠かせないのが水です。
穀物1トンを生産するのに必要な水は1000トンであり、一日分の食糧を生産するために必要な水の量はおよそ2000リットルです。世界の利用可能な水の70%が灌漑用水として使用されており、水不足は食糧生産に大きな影響を与えます。
中国の小麦生産量が減少し中国が穀物輸出国から輸入国に変わった原因は地下水位が低下し灌漑用井戸が干上がったためです。
さらに中国文明の発祥の地である黄河でしばしば断流が発生しています。
そのほかの国でも灌漑用水の減少が見られ、ガンジス川やインダス川やナイル川などでも断流が頻発しています。
穀物1キロの生産に必要な水が1トン、牛肉1キロを得るために必要な水は2000リットです。
東京大学生産技術研究所の沖大幹助教授によると、牛丼一杯をつくるために使われた水は1890リットルになるといいます。
肉生産に必要なエネルギー
http://www.nikusyoku.com/kiga/fact/04.html
○エコと真逆の肉食 そのエネルギー消費量
○燃料を使いすぎる畜産業
準備中
飢餓と肉食に関するDATA
http://www.nikusyoku.com/kiga/fact/05.html
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出典 肉食.com http://www.nikusyoku.com/kiga/
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